RESEARCH REPORT

スピルリナの研究レポート

豊富な栄養素を持つスピルリナは、人の健康に寄与する効果について、欧米をはじめ世界中で研究されています。 スピルリナの効能を示した学術論文を参考に、一部をご紹介いたします。

1. 抗ウイルス作用

インフルエンザなどのウイルスの増殖を阻止する効果が報告されています
スピルリナに含まれる硫酸化多糖(スピルラン)は、はしかウイルスやインフルエンザA型ウイルスなどの増殖を妨げることが確認されています。培養細胞を使った研究では、スピルリナがインフルエンザウイルスの増殖抑制の効果を持ち、特に感染初期段階での予防が効果的であることが期待されています。

スピルリナの抗ウイルス作用

2. 抗アレルギー作用

アレルギー症状を緩和する作用が報告されています
スピルリナは今や現代病ともいわれるアレルギー症状の緩和が期待されており、アレルギー性鼻炎患者を対象とした研究では、スピルリナ接種者は未接種者より、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどが有意に改善したことが確認されました。また、アレルギー性鼻炎患者が、スピルリナを継続的に摂取したところ、原因物質の減少がみられスピルリナの防御効果が認められました。

スピルリナの抗ウイルス作用

3. 貧血改善作用

ヘモグロビン濃度増加による貧血の予防、改善効果が報告されています
貧血は、血液中の赤血球の数や、赤血球内のヘモグロビンという酸素を運搬する役割を担うたんぱく質の量が不足し起こります。50代以上の男女を対象としたアメリカの研究では、スピルリナを継続的に摂取することで、赤血球に含まれるヘモグロビン濃度や赤血球容積が増加することから、貧血の予防や改善につながることが期待されています。

スピルリナの抗ウイルス作用

4. 老化抑制作用

活性酸素による体の酸化を抑える効果が確認されています
体の中で活性酸素やフリーラジカルが過剰に生産されると、細胞を酸化させて傷つけ、老化の加速やあらゆる病気を招く要因に。スピルリナは、フィコシアニン・クロロフィル・カロテノイドなどの抗酸化作用のある色素成分を豊富に含んでいます。45~60歳を対象とした研究では、スピルリナを継続摂取することで酸化レベルを表すマロンジアルデヒド(MDA)と脂質ヒドロベルオキシドの血清中の濃度が低下し、体内の酸化を抑える効果があることが確認されています。

スピルリナの抗ウイルス作用

5. 血圧調節作用

活性酸素による体の酸化を抑える効果が確認されています
血圧に対するスピルリナの効能を考察した研究では、「1日1gのスピルリナは血圧に対して効果が見られないが、1日4.5gを接種することで、正常な血圧レベルまで血圧を低下させる」ことが示されています。

6.コレステロールの調節作用

LDLコレステロール(=悪玉コレステロール)が減少した結果が確認されています
スピルリナとコレステロールに関する研究では、「脂質異常症の患者に1日1g投与したところ、LDLコレステロールが16%減少した」 「Ⅱ型糖尿病患者に1日2gのスピルリナを投与したところ、HDLコレステロールに対するLDLコレステロールの割合が減少した」 「健常者に1日4.5gを投与したところ、HDLコレステロールが上昇し、LDLコレステロールが減少した」という結果が出ており、いずれもスピルリナの優位性が示されています。

参考:
1.抗ウイルス作用
Chen, Y. H., Chang, G. K., Kuo, S. M., Huang, S. Y., Hu, I. C., Lo, Y. L., & Shih, S. R.
Well-tolerated Spirulina extract inhibits influenza virus replication and reduces virus-induced mortality
Scientific reports(2016), 6:1-11
2.抗アレルギー作用
Cingi, C., Conk-Dalay, M., Cakli, H., & Bal, C.
The effects of spirulina on allergic rhinitis
European Archives of Oto-Rhino-Laryngology (2008), 265:1219-1223.
3.貧血改善作用
Carlo Selmi,1,2 Patrick SC Leung,1 Laura Fischer,3 Bruce German,3 Chen-Yen Yang,1 Thomas P Kenny,1 Gerry R Cysewski,4 and M Eric
The effects of Spirulina on anemia and immune function in senior citizens.
Cellular&Molecular Immunology (2011),8(3):248–254.
4.老化抑制作用
Ismail, M., Hossain, M. F., Tanu, A. R., & Shekhar, H. U.
Effect of spirulina intervention on oxidative stress, antioxidant status, and lipid profile in chronic obstructive pulmonary disease patients. 
BioMed research international(2015),486120.
5.血圧調節作用
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23754631
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2211748/
https://www.jpnsh.jp/data/jsh2014/jsh2014_gen.pdf
6.コレステロールの調節作用
http://www.sageru.jp/ldl/knowledge/disease.html
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23754631
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12639401
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2211748/