SUSTAINABILITY

SDGsへの貢献

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するために、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動などに関する17のゴールから構成されています。タベルモの理念はSDGsが目指すものと一致しています。タベルモは世界的な社会的課題に対し、独自性を活かした事業成長と持続可能な社会の実現に貢献していきます。地方創生SDGs官民連携プラットフォームにも参加いたしました。

SDGsに関する藻類の特徴

藻類のもつ特徴としては以下の4つが挙げられます。

  • ①二酸化炭素(CO2)を固定できる

    光合成により、CO2を吸収して物質化することができます。このため、藻類を培養することは、地球温暖化の一因と言われているCO2濃度の増加を抑制することにつながります。

  • ②水資源を有効活用できる

    藻類は大量の水を使うようにイメージされがちですが、農業よりずっと少ない水資源で培養することができます。農業では畑に散布される水のほとんどが蒸発、もしくは地下に浸透してしまうのに対し、藻類では水面からの蒸発

    分のみで済むためです。また、海産性の藻類に対しては海水を使うことができ、枯渇が心配されている淡水資源を使う必要がありません。
  • ③どんな土地でも利用できる

    藻類は水と光さえあれば基本どこでも培養することができます。このため、砂漠や荒地のような、植物が育たず現在利用されていない土地を有効活用することができます。これはつまり農業と住み分けが出来るということです。実際、現在実用化されている藻類の多くは農地として使えない土地が利用されています。

  • ④生産性が極めて高い

    植物と藻類の光合成の仕組みや効率はほとんど変わりません。ただ、植物では根、茎、葉といった果実部以外の部分の維持に多くのエネルギーを割かないといけない一方、藻類は果実部そのものが増えていくため、人が活用できる部分が多くなります。この結果、植物と比べて生産性が大幅に高くなります。

現代社会は『世界人口の増加』、『地球規模の気候変動』といった、世界規模の共通課題を抱えており、これらの課題はそのまま「食料危機」や「エネルギー危機」といった人類の生存リスクに直結していると言えます。
食料にもエネルギーにも使える藻類を大量に生産するということは、これらの不安を低減させていく動きの一つになります。

たんぱく質危機の解決

私たちは日々億単位以上の細胞が新たに生まれ変わりながら生命を維持しています。このため、これらの細胞の主要構成要素となるたんぱく質は常に外部から一定量を補給しなければなりません。
人が1日に必要なたんぱく質は、体重の1/1000といわれ、体重が50kgの方であれば50gとなります。たんぱく質は体内に蓄積しておくことができないため、毎日新たに取り続けなければなりません。現在の世界人口を70億人として、1人当たりの平均体重を50kgと仮定した場合、年間約1.3億トン(1日あたり36万トン)のたんぱく質の供給が最低でも必要な計算となります。
現在の人口増加ペースが続くと、全世界の人口は2050年に90億人を突破すると予想されています。人口増加に加え、新興国のGDP増加による食生活の向上(肉食化)によって、2050年には2005年時のたんぱく質の2倍の供給量が必要になります。これまでは農業の生産性の向上によって年々増大するたんぱく質需要に対応してきましたが、今後はその伸びだけでは吸収できなくなり、早ければ2030年頃には需要と供給のバランスが崩れ始めると予測され『たんぱく質危機(protein crisis)』と呼ばれています。

©2020 ちとせ研究所

たんぱく質源としての藻類の最大の特徴は光合成で増え、単位面積あたりの生産性が高いことです。例えば大豆を1haの畑で栽培したときに得られる年間生産量は平均2トンです。大豆のたんぱく質含有量30%程度なので、たんぱく質換算では年間0.6トンとなります。一方で藻類スピルリナの1haの年間生産量は15トンほどで、スピルリナのたんぱく質含有量は70%ほどあるため、たんぱく質換算では年間9トンとなります。つまり、スピルリナは大豆の約20倍のたんぱく質生産能力を持っているのです。牛肉や豚肉などの家畜由来のたんぱく質は飼料に由来するため、そのたんぱく質生産効率は大豆やトウモロコシよりも低くなります。

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